- 2025/3/12 基礎知識
- サイトコントローラーとは?導入メリットとおすすめツールを解説
民泊を運営する際、複数の予約サイト(OTA)を活用すると、より多くのゲストを集められます。しかし、各サイトの在庫や価格を手動で管理するのは手間がかかり、ダブルブッキングのリスクも高まります。そこで役立つのが「サイトコントローラー」です。本記事では、サイトコントローラーの概要や主な機能、民泊運営におすすめのツールを紹介します。
【1】サイトコントローラーとは?
サイトコントローラーとは、複数の宿泊予約サイトを一元管理できるシステムです。Airbnb、Booking.com、楽天トラベルなど、異なるプラットフォームで同じ部屋を販売する場合、サイトコントローラーを利用すれば在庫や料金の調整を自動化できます。これにより、ダブルブッキングを防ぎ、業務の効率化が図れます。
【2】サイトコントローラーの主な機能
① 在庫・料金の一元管理
複数の予約サイトで同じ部屋を販売する場合、サイトコントローラーを通じて在庫や料金をリアルタイムで更新できます。例えば、1室しかない部屋がAirbnbで予約された場合、他のサイトの在庫も即座にゼロに更新されます。
② 予約情報の自動同期
各予約サイトからの新規予約やキャンセル情報を自動で取り込み、一覧で確認できます。これにより、予約の確認ミスやダブルブッキングの防止につながります。
③ 価格の柔軟な調整
特定の時期や曜日ごとに価格を変更する「ダイナミックプライシング」機能を備えたサイトコントローラーもあります。需要に応じた料金設定が可能になり、売上の最大化につながります。
④ 清掃・チェックイン管理の連携
一部のサイトコントローラーは、清掃スケジュールやゲストのチェックイン管理とも連携できます。特に無人運営を行う民泊では、スマートロックやメッセージ送信機能と組み合わせることで、効率的な運営が可能です。
【3】民泊におすすめのサイトコントローラー
Beds24
低コストで利用できるドイツ生まれのサイトコントローラー。多くのOTAと連携可能で、カスタマイズ性が高いのが特徴です。管理画面の操作方法が難しいのがネックと言われています。
AirHost
非対面・省人化を簡単に実現したい、初心者でも扱いやすいツールを求めるホストに適しています。国内OTAとの連携やサポートの手厚さを重視するならこちらがオススメです。
ねっぱん!++
日本国内の宿泊施設向けに人気のサイトコントローラー。楽天トラベルやじゃらんといった国内OTAとの連携が強く、操作がシンプルで使いやすいと言われています。
最後に
サイトコントローラーを導入することで、予約管理の負担を大幅に減らし、民泊運営の効率を向上させることができます。特に複数のOTAを活用する場合、手動管理では限界があるため、早めに導入を検討するとよいでしょう。自身の民泊運営スタイルに合ったツールを選び、スムーズな運営を実現してください。
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